うたかた日誌

旅行、読書、時々料理。

台湾 台北・台中・日月潭/Taipei, Taichung, Sun Moon Lake, Taiwan Day 1

長い長い2泊3日、台湾の旅。

金曜日の朝2番目のフライトで台北へ。1日目は、台北からすぐ台中に移動してそこから高速バスで日月潭を目指します。

桃園空港に着けば新幹線で簡単に台中まで行けたみたいなのだけど、無計画に飛行機をとった私は松山空港着。そこから台北中央駅を目指しました。ここ数年の海外出張ではほぼ現金を使わずに生きていたので、台北も現金あんまりいらないかな、と思い、適当に空港で200台湾ドルを下ろしました。

物価も貨幣事情もわからずに空港ATMでお金をおろしたのですが、レシートをみたら手数料がすごく高い。どうやら、800円を入手するために手数料を400円払ったようなものでした。涙。まぁいいか、と思って松山空港からタクシーにのり、台北駅まで移動します。タクシーの運転手さんに「わたし、現金、200、だけ、よいか?」と確認。運転手さん、「台北駅、200、超えない」とのこと。台湾では私の英語はほとんど通じませんでした。日本語訛りがあって早いのかな。単語をひとつひとつゆっくり投げるカタコトの方が通じます。

道中メーターはどんどんあがり、はらはらしていると、最終的に195台湾ドルで無事に台北駅着。新幹線に乗るんだよ、と言う運転手さんにお礼とさよならをお伝えする。駅前には謎のブリキのモニュメント。台北中央駅は広すぎて、不安になりますが、何らかの案内所を見つけて台中へ行きたいと窓口の女性にお伝えします。こちらは英語を話すのですが、窓口女性は英語は苦手のようです。窓口の女性は日本語の方を得意とするらしく、日本語も交えますが、日本語でも伝わらない。英語でも日本語でも意思疎通ができず、不安になる私はどちらかというと英語でまくしたてていたようです。外国ではなめられちゃいかん、と思うから英語で早口で話す癖がついている。とにかくもういいや、と思って近くの切符売り場で台中までの駅を購入。台北午後1時半発の午後3時過ぎ台中着。最初の20分は座席があるが、それ以降は立っていろとのこと。不安になる。駅構内でatmを見つけて現金をおろそうとするのだけど尽くカードが使えず、ますます不安は募ります。手持ち5台湾ドル(20円弱?)で電車に乗り込む。それでも電車はわりと綺麗で景色も悪くなかったのでなんとか立ちっぱなしでも台中には無事につきました。

台中駅に到着後、駅の中をウロウロして日月潭へ行くバス会社を探します。どこにもない。ネットの情報によれば駅と日月潭行きのバス停は隣り合っているはずなのに。駅横の建物の中にバス会社っぽい窓口があったので聞いてみると、ここではない、とのこと。涙。片言の日本語を話す女性が、「南投客運」「日月潭」とメモ用紙に書いて渡してくれ、建物の出入り口まで走って私が進むべき道を示す。この道をまっすぐ歩いて左側。

親切。涙。駅のすぐ横にあるってネットの人が言ってたのに。不安になりながらも言われた通り歩くと、見えてきました、「南投客運」の看板。こんなボロボロでいいの?怪しい会社ではないのか?怖い。 

それっぽい。ボロボロだけど。

入り口には青年がひとり立っている。日月潭に行きたいと言うとすごいスピードで英語で説明をしてチケットを準備してくれる。しかもその合間に電話に出たり話しかけてきたおじさんと会話したり、それらをすべて猛スピードでこなす。すごい。

そんな青年が私のために選んでくれたパス。Suicaみたいな仕組みで、日月潭までの往復分がすでにtop-upされているようでした。

台中を出るのは午後6時ころと決めて、あと2時間くらいを台中で過ごします。絶対に行きたかった宮原眼科へ。日本人の開業していた眼科の跡がお茶・お菓子屋さんになっているのでした。駅付近の大きめの銀行で国際キャッシュカードが使えたのでこちらで現金入手。ほっと一安心。

宮原眼科。中に入るとすごく可愛くて女子大行列の世界観。こちらで大量のパイナップルケーキとお茶をお土産に購入。アイスは行列なので、タピオカミルクティーを買って一息つきました。気がついたらあっという間に時間が過ぎていた。

大急ぎで付近の廃墟をパシャリとしてから駅へ戻りバスへ乗り、たぶん2時間くらいで日月潭着。

すでにあたりは真っ暗。ホテルに荷物を置いて大急ぎでまだ空いている食堂へ入る。謎のヌードルと謎肉。ホテルの横の工事現場は危険そうでした。リゾート地なのでホテルの部屋はすごく広くて気持ちよく、今日はとにかく不安になることが多くて、疲れ切ったのでお風呂入って早めに寝ました。