うたかた日誌

旅行、読書、時々料理。

八丈島/Hachijo Island - Day 4 - 1.

新しい朝が来ました。希望の朝です。

青い空、青い海、強い日差し、八丈富士には今日もガス。

今日もあのパン屋さんで、くさやパン(青唐辛子入り)、明日葉パンを買う。朝ごはんはパンと島のメロン。準備完了で再び海へ。太陽の光が高いところから差し込むため、海の中は昨日より益々澄んでいて綺麗でした。

小魚たちと戯れようとする。

ひとの写真。何が写っているのか始めわからなかったけど、じっくりみてみつけた。きゃわいい。。

今日も会えた、ウミガメさん。海底でゆーらゆーらしてました。昨日はどうもありがとうございました。合掌。

しばらく海も堪能しましたので、お昼を食べて文化の勉強へ。黄八丈めゆ工房さんです。木の皮など天然の染料を使って全部手仕事で糸を作るみたい。輝くばかりの黄色の絹糸がとっても綺麗。

奥の工芸館にある江戸時代の織り機。この石が重要なのだとか。

江戸時代の織り機を操れる数少ない人材。山下誉さん。人間の尊厳と衣服について思考するヒントをいただくのでした。私もアパレル業界の片隅に存在する身ですので、襟を正す思いです。

お話は続きます。大昔の織り機と様々な文書と誉さんの研究成果について。勉強熱心。

この相撲の写真をとっておけと言われたからとったよ。

 熱心な生徒達を得た誉さん。江戸時代の年貢反柄帳や、八丈の由来とされているお話を教えてくださり、次々と資料や写真をみせていただきました。年貢で収めていたのは、黄八丈ではなくて基本的には2色で紺色がメインの地味な反物。お侍が着る服に仕立てるので、黄色じゃないんだそうです。模様の見本と、織り方の見本が収められていました。

そして最後に出てきたのは、コナン・ドイルの「恐竜の世界」という本。

「私はね、恐竜の森を作ろうと思ってるの。」

!!!

あなた様は、あのヘゴの森のオーナー様ですね!

ここでやっと繋がりました。

そして、パプアニューギニアに行ったりドイツに行ったりしたときのお話が続く。機織りと恐竜の森に対する熱い想い。何事にも研究熱心ですごい行動力があるんだな、と思いました。若さの秘訣です。

ヘゴの森含め大変お世話になりました!ちなみに奥にいらっしゃるのが奥様とお見受けしますが、終始静かにお仕事を続けられていました。(尊敬)

さて、工芸館をお暇し、再び空間舎へ立ち寄り、かき氷を食べてひと段落。

 ここからは最後の夜にやっておくべきことに向けてラストスパートです!

(つづく)